知的障がい者の生涯を通じた学びの重要性(その1)
大阪教育大学 今枝史雄
この文章を読んでいただいている皆さんは成人期を迎えた知的障がいのある方々と関わる機会はありますか?僕は生涯学習という機会で関わることが多いです。知的障がいのある方々の生涯学習とはなんでしょうか?
障がいの有無にかかわらず、学校卒業し、就職することになり、「さあ、これで勉強は終わった。」と考えた誰もが、職についてみるとあれもこれもというように、学ばなくてはならないことばかりであることに気づきます。「なんで学校で教えてくれなかったんだ」といったこともあります。では、仕事に関わること以外でどんなことを学ぶ必要があるのでしょうか?
例えば、休日の過ごし方についてです。皆さんは休日をどのように過ごしていますか?え、出歩くのはしんどいので、動画ばかり見ている、ゲームばかりしているって?それも立派な休日の過ごし方ですが、では、休日の過ごし方は学校で習いましたか?自分に合った休日の過ごし方についてどうやって考えれば良いのでしょうか。
その2に続きます。
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